どうも、バッカスのオッサンです。
バスケをするときに気を付けなければならないこと。
それは爪を切ることです。
爪というのは自分も傷付けるし、他人も傷付けるという、触れたもの皆傷付けるギザギザハートの子守唄みたいな青春時代の過ち的存在なのです。
バスケだけではなく、爪といえばみなさん女性も男性もまぁアレなときにアレなんで気を付けていらっしゃると思いますが、私がいま一番身近に爪の影響を感じるのがタイピングです。
バスケではないですタイピングです。
ただでさえ、タイピングは指先の感覚を大切にしたいものなので、指先よりも爪が先にキーに触れるような状態ではイライラして全く作業が進みません。
爪のケアというのは、私の生活においても重要です。
ただ、爪って伸びるのが早すぎませんか。
もうちょっと遅くて良くないですか。
ベストコンディションを保とうと思ったら、週に一回くらい気にしないといけないんですけど。
人体は環境に合わせて進化しているものだと聞いていますが、現代においては爪が伸びる早さを抑えるのが進化だと思います。
抑えてください。爪の伸び。
これって誰に頼めば良いんでしょうか。役所の何科?
だいたいまぁこの時期になってくると、バスケ界隈の中学3年生は進路についてソワソワしだします。
あくまで私のこれまでの経験と思い込みでのみ語りますが、春先くらいからバスケが盛んな高校のリクルートが始まり、185cm以上の中学生には声がかかり始めます。
いわゆるスポーツ推薦のお話です。
どこの高校も身長が高い選手を優先的に確保したいので、大きい選手に関しては各高校の動きも早いです。
そこまでサイズのない選手でも飛び抜けて能力が高い子は、早い段階でお話をもらえるかも知れませんが、これは結構な特例かなと思います。
大きい選手に対するそういう動きが見え始めると、そこで声がかからない選手が焦り始めます。
まぁ選手というよりも保護者が焦ります。
そうなってくると保護者からの相談が増え始めるのですが、正直言ってこの段階では前述したようにとびきり上手いかデカイかの選手を高校も求めているので、焦って動いたところであまり成果は得られません。
もちろん、高校の練習会に参加させてもらって、その高校の雰囲気などを知る活動は大切なので、それに関しては機会があればどんどん参加すれば良いのですが、推薦をもらえるかどうかまでは焦りすぎても仕方ないというか。
正直な話、各高校の推薦枠にも限りがありますし、やはりわかりやすくサイズが有るか、身体能力が高いか、技術がずば抜けてるか、そういった特徴がハッキリしている子が求められているような気がします。
だけど、そういうハッキリしたものを持っていない選手の中にも、磨いていけばまだまだ光る子はたくさんいるんです。
それはあくまで将来性の話なので、現時点でハッキリしたものを持っている選手と比べると、選ぶ側からもリスクの度合いが違います。
すでに身長が大きい子も、身体能力が高い子も、成長曲線のピークを早めに迎えているパターンもあります。
いわゆる早熟タイプというやつですが、このタイプは高校入学までは同学年の先を走る存在になりがちです。
そうではなく、成人する頃に成長曲線のピークを迎える人もいれば、その後に迎える人もいます。
そういった人たちがバスケ界隈で評価されるためには、大学や一般でバスケをプレーしている必要があります。
ただ、そこまで続けられるほどバスケが好き、もしくは自分を信じられる人はそんなに多くはありません。
ほとんどのそういった早熟ではない遅咲きタイプの人たちは、高校の推薦にかかるかどうかのところで一旦気持ちを削られます。
そして、高校3年間の中で認められなかった場合、ほとんどの人がもう一度気持ちを削られ、競技バスケから退いてしまいます。
身体能力のピークを迎えるときに、すでにバスケをやってない⋯そういう人がめちゃくちゃ多い気がします。
そして、早熟の選手は高校3年間までは活躍できることが多く、しかしその先はそれまでのようになかなか活躍することができなくなり、競技バスケから離れてしまいます。
あくまで私が見てきたスモールサンプルの話ではありますが、これは高校スポーツが花形になっている日本のスポーツ会の問題点だなぁと思っています。
人間の体はいつ完成するのか⋯と考えた場合、学生スポーツの花形は大学にあるべきなんじゃないかと思うのです。
しかし、日本の現状として、大学スポーツの結果に注目している人がどれだけいるのかと考えると、高校スポーツに比べると全然少ないんじゃないかなと。
また、大学がメインくらいに考えられている競技ってあるかなと見渡しても、駅伝くらいじゃない?と思ってしまいます。
ま、そういう問題提起をしたところで私に何ができるわけでもないですが、せめて身近な選手たちにはバスケを永く楽しんでもらえるように接していけたらなと思っています。
これもスモールサンプルのお話ですが、高校までそんなに目立って期待されていなかった選手が、本人の努力と熱意でプロになったというお話もあります。
スポーツ界はシビアな世界なので、それをみんなが目指すべき形であるとは思いません。
ただ、そういう選手に出会ったとき、将来を否定せずに応援する姿勢だけは、常に持ち続けたいなと思っています。
誰がどんなふうに成長するか、親にも指導者にも未来はわかりません。
私が指導する段階の選手は、今がどんな状況であったとしても、これからどうなっていくかは誰にもわからないんです。
選手が「こんなもんでいい」と思っていたとしても知りません。
全員プロになれる可能性があるので、めちゃくちゃ努力してください。